Havliaシリーズとは。
「人喰い魚が人になる」を中心とした小説シリーズのことであり、
何の関連性もなさそうに見えて、実はひとつの長い物語となっております。
各小説を単品で楽しめるように、と普段はシリーズであることを前面に出していないのですが、
ひとつくらいはびっちり解説した攻略ページがあってもいいかな、ということで
シリーズ小説の全リストを作ってみました。


[時系列順]
幼少ビジスネタ→人なる過去編→人なる本編(&番外編)→人なるノリス編→幻術の迷宮路→(過去見の塔)→(過去見コンビ+老)

[読了推奨順]
人なる本編→人なる過去編→(過去見の塔)→幻術の迷宮路
※時系列順にはあって推奨順にはないシリーズは、特に読まなくても問題はありません。


人喰い魚が人になる本編
カリアラがピラニアから人間になるまでを詳細に観察しつつ、
彼の目を通してこの世界の謎を解き明かしていく人生小説。
19才のカリアラが、20になるかならないかまでの約一年が舞台です。
第一部(完結)
第二部(連載中)
第三部(後に連載予定。これで本編は完結です)

+番外編
時々過去話を交えつつも、基本的には本編と同じ時間軸・舞台で繰り広げられる
どこまでも平和なみんなの日常生活。本編には入れる余裕のない小ネタ中心。
「お遊び話」はよくある童話ネタとか、もし現代日本の風習があったらというパラレルです。

《人なる本編のネタバレなし》
「ふたりの言葉」
「水棲帰花」
「空の水」
「懐かしい味」
「陸の沫」
「何のとりえもないけれど」
「月に話しかけられた夜」

《人なる第1部のネタバレあり》
「はなひらく」
「今だから言えること」
「弔いの花」
「天才に学ぶ料理と人生」
「土と緑と」
「若輩者に贈る嘘」
「その体を燃やす熱」
「お父さんのお仕事は」
「食物連鎖の行き着くところ」
「人間の眠りかた」 同人誌版のオマケ本「Back Stage.」に収録(完売/WEB再掲なし)
「カンサツリレイ」同じくオマケ本に載せようとしたが時間が足りず、没になったもの。キャラ紹介(描写)短編です。

《人なる第2部のネタバレあり》
「強い赤、弱い白」
「嵐の夜」
「宵」
「暗がりの肖像」
「人の熱をいつか彼に」
「いつもと違う酒の席」
「彼らの関係」
「石っころと彼女の毎日」
「避暑」
「真新しい道」
サフィを脱がしてみよう話(企画的に書いたネタ)
「願いにはいまだ遠く」
「夜のお茶会」

《お遊び話》
「シンデレラ風。」
「さかなたろう」
「下駄の音」
「重なる手」
「クリスマスにはサンタになって」
「遊園地に行ってみよう」
「お年玉をさがして」
「チョコレートをあなたに」

「顔色三昧」より
怒り
切ない
号泣
期待
我慢
嫌悪
自慢げ
どうして(2)

「親子15題」(未完)より
こんにちは赤ちゃん



人喰い魚が人になる過去編(前期)
まだ22歳のペシフィロがビジスに拾われてアーレルに亡命し、少女ジーナに振り回される話。
異国人の目から見たアーレルという国、そしてビジス・ガートンという人間の姿を観察するシリーズです。
本編の14年前が舞台。
「毒の効用」
「たとえこの手に触れなくても」
「捜して、捜して、捜して。」
「死地の光」
「一振りの杖」
「激情を生み出す手」
「波の気配」
「敬語の話」
「身長の話」
「風邪の話」
「手を繋ぐ」
「口付け」
「国家資産を大切に」 同人誌版のオマケ本に収録


(後期)
前期から6年が経過したアーレルでの話。
己の出自に疑問を抱くサフィギシルが真実を知り、義父であるビジスと諍いを起こしつつ、
少しずつ真実へと近づいていく……までの、前置きのようなシリーズ。暗い話多し。
「反目の夜」
「季節風」
「有音、無音」
「新月夜が明けるとき」
「投石」
「父の日」
「眠りに就いた彼に花を」

過去編エピローグ
「いつか二人で」

「顔色三昧」より
幸せ
元気
冷酷
恐怖
悩む
どうして
呆れ
絶望
意地悪



過去見の塔
人なる本編から約200年が経過し、魔力が消失してしまった世界での物語。
人なる本編よりも前に書いたもので、あまりにも内容に悔いが残るので現在公開停止中。
いずれ新作として改めて改訂版を公開します。→改訂版予告編

この話の主人公である「ミハル」と「シグマ」はへいじつや内のあちこちでネタとして使われていますが、
まあ以下の短編だけでもそのキャラは把握できるかと。歯抜けになっててすみません。

「過去見の塔」番外編
もはやへいじつや名物となりつつある、くっつきそうでくっつかない
お前らええ加減にせえよと言いたくなる男女二人のほのぼの話。
よく「ミハシグ」と呼ばれてるのがこれ。これでもいい歳した大人なんです。

「変わらぬ名前と夏の草」
「ある喜びのかたち」
「駄目なひとたち」
「花とまどろむ」
「沈黙の中で」
「特別な夜」

「顔色三昧」より
痛み



幻術の迷宮路
無人の国に閉じ込められた男と少女の一年間の物語。
人なる本編完結後に、同タイトルの長編を連載する予定です。
それがHavlia関連の最終的な完結編となります。
(各長編はそれだけで完結した話となるので、シリーズ読みをしなければそれを待たずとも終われます)

「幻術の迷宮路」
「創り出した夜の中で」
「あなたのための物語」
「紙花」
「形無き友に告ぐ」
「樹々の夢」
「祝福の日」
「暖かい夢」

シリーズ完結編となる「幻術の迷宮路(長編ver.)」は、
前半が老と少女の物語、後半が十数年後の過去見コンビによる旧アーレル突入編の二部構成となります。


……と、ここまでが正規シリーズ。
ここから先は、以前期間限定で掲載していたものやパラレルとなります。


幼少ビジス関連
「この年が終わるまでに」


人喰い魚が人になるノリス編
本編から約10年後の、あまり変わっていないサフィギシルとか、
なんだか割と鬼になった
(誤解)カリアラとかが出てくるお話。
「振り返り、また進む」


過去見コンビ+老
いつまでもくっつかないミハルとシグマの仲をおじいちゃんがひたすらに引っかきまわす話。
実際に本編が進んでいけば、この三人がこういう関係でいることはありえないのでパラレルです。

「檻のあとで」
「合鍵の行方」
「Birth.」
「合理・非合理」

「顔色三昧」より

照れ
爆笑
告白



ハヴリア学園
そのまんま学園パラレル。
本編では出会えないキャラの組み合わせが書けたり、
携帯電話とか現代ネタを絡められたりするのでやってる方は楽しいです。

学内は風紀が乱れすぎだよの巻
携帯バトルだムツゴロウの巻
進路について一足早く考えてみたの巻
バレンタインだよ全員集合の巻



その他パラレルもの
「あきらとビジスの征服講座」
キリリクを受けて書いたもの。「俺と魔王の四十七戦」との合体ネタです。

へいじつや