人喰い魚が人になる過去編
この物語は「人喰い魚が人になる」本編の外伝的シリーズになります。
小説は上から順に時系列で並んでいます。本編よりも過去に起こった出来事を、短編連作として描いています。 生前のビジス・ガートンと、彼をとりまく数人の人物に焦点をあてた「人間たちの物語」として、本編では書かれることのないエピソードを不定期に掲載していく予定です。 本編公開部分のネタバレを含みますのでご注意ください。 人物名後ろの()は各期開始時の年齢です。 [1月15日] 以前掲載していた短編をすべて再掲しました。 [12月2日] 前段階シリーズとして「毒の効用」復活。 さらに同人誌版に掲載していた「たとえこの手に触れなくても」と「捜して、捜して、捜して。」を追加しました。 「毒の効用」 [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] (完) ペシフィロがアーレルに来る前の、ある女性との出会いの話。 「たとえこの手に触れなくても」 「毒の効用」後、ペシフィロとレナイアがどうなったかの話。 「捜して、捜して、捜して。」 さらにその数年後、ピィスが両親の関係を垣間見る話。 前期(887-892) ビジスと出会ったペシフィロは、膨大に広がっていく己の力を制御するためアーレルに亡命する。だがそこで与えられた仕事は幼い子どもの「おもちゃ」役で……。言葉が全く通じない未知の国に、悪戯娘と二人きりで放置された青年の明日はどっちだ。 [ビジス(75)/ペシフィロ(22)/ジーナ(13)] 「死地の光」(全2頁) ペシフィロ、ビジスに出会う 「一振りの杖」 子守りという初仕事 「激情を生み出す手」 荒らされる感情と確かな敵意。 「波の気配」 流れるもの、留まるもの 《前期小ネタ》 「敬語の話」 / 「身長の話」 / 「風邪の話」 「手を繋ぐ」 / 「口付け」 後期(893-901) 時は流れ、ジーナは魔術技師協会に就職。ペシフィロもまた王室付きの魔術師として生活していた。穏やかに過ぎていく日常。だが、ビジスの弟子として引き取られたサフィギシルの存在により、少しずつ何かがおかしくなっていく……。 [ビジス(81)/ペシフィロ(28)/ジーナ(19)/サフィギシル(17)/ピィス(6)] 「反目の夜」 いつもは隠されている彼らの感情。 「季節風」 季節の変わり目に起こる恒例。 「有音、無音」 耳のよい彼から見た人の音。 「新月夜が明けるとき」 失われた彼の過去と、彼女に向かう想いの理由。 「投石」 彼と彼女の関係推移 「父の日」 ある父と娘の話 「眠りに就いた彼に花を」(全2頁) 彼を失うまでの過程。(暗い話) 本編 「人喰い魚が人になる」第一部(901年 夏) 「人喰い魚が人になる」第二部(901年 秋) エピローグ 「いつか二人で」(902年 夏) ある意味でプロローグでもある話。 |