へいじつや(本館) / 書籍情報ブログ「本もあります。」




※おかげさまで「やおろず」2巻発売しました!
今後の情報は書籍情報ブログ「本もあります。」に掲載し、ここはログ置き場となります。




書籍版
やおろず
情報ページ。


 霊感なし、特定の宗教なし。信仰心なんて初めからあるはずもない。
 それなのに、私の目にはやおよろずの神さまたちが見えるようになってしまった……。

 “平凡な女子大生” 高原澄香は、祖母の葬儀が終わった夜、自らを《家神》と名乗る男に出会う。
 若いのに年寄りじみた表情、着慣れた風情の和服姿。祠の上に腰かけたその男は、面白そうに笑って言う。
「わしはのう、長い間ここにいて田舎にはもう飽きておるのだ。ここはひとつ、逃避行と洒落込もうじゃないか」
 その日をきっかけに、澄香の目には「やおよろずの神さま」が見えるようになってしまった。

 絵本を読めとねだってくる幼稚園児姿の《便所の神》や、頑固一徹な《かまどの神》、地域に住まう《道祖神》に、くたびれた《節分の鬼》。次々に現れるどこか変な神さまたちに、澄香は今日も声を荒げる。
「もーやだ、絶対やだ! あんたたちを追い出して、平和な生活に戻ってやる!」
 これは、そんなひとりの日本人と、21世紀を生きる神さまたちの物語。

※「やおよろず」ではなくてあえて「やおろず」がタイトルです。言葉として正しいのはもちろん「やおろず(八百万)」ですが、この小説内ではそれとは別に造語として「やおろず」というものを作ってあります。詳しい理由については小説本文をご覧ください。
※つまり「やおろず」というのはあくまで勝手に作った言葉なので、テストにそう書くとバッテンくらいますよということです。



や お ろ ず
著者:古戸マチコ イラスト:裕龍ながれ
出版社:(株)イースト・プレス
予価1050円(本体1000円+税5%)
ISBN 9784872578577
全国書店・Web通販サイトで発売中です。



 オリジナル小説サイトへいじつや掲載の連作短編「やおろず」が、一冊の本になりました。
 WEB掲載の短編3本を大幅に加筆修正。さらに400字詰め原稿用紙換算で300枚近くの書下ろしを加え、内容の濃さや登場キャラクターの変人(神)っぷりもうなぎのぼりとなりました。コメディからしんみりしたお話まで、全6話+αで駆け抜けます。

 現在発売中。全国の書店またはインターネット販売などでお求めになれます。
 お店によっては置いていない場合もありますので、確実に手に入れたい方にはネット通販がオススメ。

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税込1,500円以上で国内配送料無料。(マーケットプレイスの出品商品および一部大型・設置を伴う商品を除く)
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セブンイレブン受け取りで送料・手数料が無料になります。

 その他、店頭にない場合は書店での注文・取り寄せも可能です。方法は各書店さまにお問い合わせください。

【書誌情報】
タイトル:やおろず (※「やおろず」ではないのでご注意を。「よ」は入りません)
著者:古戸マチコ (こと まちこ)
出版社:(株)イースト・プレス
ISBN 9784872578577



《2巻も出ました!》

や お ろ ず
著者:古戸マチコ イラスト:裕龍ながれ
出版社:(株)イースト・プレス
予価1260円(本体1200円+税5%)
ISBN 978-4-87257-984-0
全国書店・Web通販サイトで発売中です。


ほぼすべて書き下ろしの新作です。
詳しい情報は、今後情報ブログ「本もあります。」に移行します。



《関連リンク》
イースト・プレス
発行元の出版社様です。大変お世話になっております(敬礼)。

レガロシリーズ
「やおろず」もその一冊であるレーベルの総合情報ページです。
やおろず特設ページや、担当編集Yさんによる、制作秘話的ブログもあります。



常温解凍
イラストを担当してくださった裕龍ながれ様のサイトです。これまた大変お世話になっております。


へいじつや

本家。古戸マチコの小説サイトです。

このページの管理者:古戸マチコ
ご連絡は「kott◇qj.moo.jp(◇→@に書き換えてお願いします)」までどうぞ。



《おまけ》
「やおろず」登場人(神)物設定ページ
書下ろしから出てくる新キャラもいます。

配布ペーパー版「やおろず」紹介
関西コミティアで配布した告知ペーパーの再録です。


WEB掲載版「やおろず」
節分の段(2004年) / 雛の段(2005年) / 初詣の段(2006年)
 ()内は初出年です。本では2007年版として大幅に書き直しをしてありますが、これはこれで大体どんな話なのかの参考になるかと。本が出たあとも、この初期バージョンはへいじつや内に残しておく予定です。ちなみに、一番ネタに加筆が入ったのは「雛の段」、ほとんど変更なしなのは「初詣の段」です。「節分の段」は最古なだけあって、内容はそのままに文章がだいぶ変わっています。

書き下ろしについて
 アバウトに数えてみたら、全288ページ中の約200ページが書き下ろしの新作で、鼻血噴くかと思いました。もはや「書き下ろしもあるよ☆」ではなくて「再録もあるよ☆」の方が正しい気がする。そんな全体の3分の2を占める新作は、量・内容共に色々深く突っ込んだ「本編」らしいものとなっております。細かい章タイトルなど以下に並べますが、少しでも前知識なしに挑みたい! という人のために要反転。
「忌み神の段」……バイト先のオカルトマニアとガチンコ勝負。
「道祖神の段」……ミチカタが隠し事をしているので、町中へと調査にゴー。
「和合の段」……半分「初詣の段」、もう半分は書き下ろしの合体短編。
「家神の段」……神無月、これからの関係を壊してしまうかのような事件発生。
 なんかあまり隠すほどのことでもなかった気がする。
 ↓あと購入者様向けの番外編(上の詳細参照)。
「マレビト来たる」……わかる人はタイトルだけでなんとなく想像がつくかもしれない、本編には入らなかった余談編。
 というような構成になっております。どれも2007年の古戸マチコの本気が詰まった出来ですよ。



《企画コーナー》
 本家サイトへいじつやと合わせて、発売記念の企画を予定しています。

キャラクター人気投票結果発表
 2007年12月12日〜2008年2月1日の間投票を受け付けていた、人気投票の結果まとめページです。「やおろず」書籍版及び「マレビト来たる」のネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。

「やおろず」感想掲示板
 2巻発売まで閲覧のみ。レスが滞っていてすみません。遅くなっても必ずお返事させていただきます。

発売記念お絵かきチャット
 終了しました。現在ログ公開中(ネタバレ有り)。ふんどし祭りは闇に葬られました……。

落描きまみれ本プレゼント
当選者様の発表はこちら。
たくさんのご応募ありがとうございました!


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